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2025/3/30 [SUN]
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NVIDIAのAI技術でウルトラマンの世界を拡張――AiHUB、円谷プロ、メタフィールドが共同研究開発を開始

AiHUBは2025年3月21日、株式会社円谷プロダクションおよびメタフィールド株式会社と共に、NVIDIAのAIテクノロジーを活用した共同研究開発プロジェクトを開始したと[発表]{target=“_blank”}した。 この取り組みは、AIによって新たなエンターテインメント体験を創出することを目的としており、各社が有する知的財産や技術リソースを融合する形で進められる。 プロジェクトの中心となるのは、円谷プロダクションが保有する特撮キャラクター「ウルトラマン」シリーズや怪獣の知的財産を活用したコンテンツ開発である。これらのIPを基盤に、AIを用いたリアルタイムアニメーション、音声同期、対話インターフェースなどの高度な技術を導入するという。 AiHUBは、NVIDIAの生成AI基盤やグラフィックス処理技術を活用し、自然な動きとリアルタイムレンダリングを可能にするコンテンツ開発環境を構築するとしている。具体的には、AIによるモーションキャプチャや物理シミュレーションを応用し、キャラクターの動きや感情表現をより自然に演出する技術が開発対象となる。 メタフィールドは、IPや関連アセットの提供に加え、体験型コンテンツの設計やユーザーインターフェースの共同開発を担う。円谷プロダクションは、IPホルダーとしての視点から新たな演出手法の提案や、AI導入による物語体験の拡張に寄与するという。 この取り組みは、従来の映像制作を超えたインタラクティブかつ没入型のコンテンツ体験の実現を目指しており、将来的には映画・アニメ業界だけでなく、ゲーム、教育、観光など多領域への応用も見据えているとされる。 なお、本プロジェクトの詳細は、2025年内に順次発表される予定だという。関係各社は今後も、生成AIの活用可能性を検証しながら、コンテンツ産業における新たな価値創出を目指す方針だ。 :::box [関連記事:NVIDIA、AiHUBのデジタルヒューマン「Sali」を発表 ─ 高度なAI技術を活用した対話型インターフェース] ::: :::box [関連記事:中国の裁判所、偽ウルトラマン画像の生成AI事業者に著作権侵害で20万円の賠償命令ーー AI生成コンテンツの著作権侵害に関する中国初の裁判] :::

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