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ABEJAと橋田文化財団が、AIを活用したプロジェクト「AI橋田壽賀子」を発表 新たな脚本制作で令和の橋田ドラマを再現する
2024年11月14日、株式会社ABEJAと橋田文化財団は、橋田壽賀子氏のドラマ作品をAI技術を活用して、令和の時代に再創造するプロジェクト「AI橋田壽賀子」の取り組みを[発表]{target=“_blank”}した。 このプロジェクトでは、橋田壽賀子氏が生前に手掛けた「渡る世間は鬼ばかり」などの脚本を、最新のLLM(大規模言語モデル)を用いて新たに制作する。 プロジェクトの中心には「橋田壽賀子氏がご存命であったならどのように令和の時代の家族像を描くか」という想いがある。これを実現するため、従来紙ベースで保管されていた膨大な量の「渡る世間は鬼ばかり」の脚本データをデジタル化し、そこから得られる「橋田ドラマ」の世界をデータ化。登場人物やセリフ、ストーリー展開などをデータとして集約し、LLMに学習させているという。 ABEJAの「ABEJA LLM Series」を活用することで、プロンプトエンジニアリングやRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を駆使しながら、AIと人間の協力による新たな脚本を生み出す。この新しい脚本では、昭和から平成にかけての「橋田ドラマらしさ」を残しながら、令和の家族像を描き出すことを目指しているという。 本プロジェクトは、登場人物の再現性や感情、倫理観、非合理的な行動など、複雑で深い人間ドラマの要素が重要な鍵となると述べている。 脚本の完成予定は、橋田壽賀子氏生誕100周年を迎える2025年春とのこと。 :::box [関連記事:「AIに怯えて暮らすか、活用して生きていくか」三池崇史監督「AIと共に最高の映画を作る会」キックオフイベント開催] ::: :::box [関連記事:「AI脚本家」への反発、ハリウッドで大規模スト収まらず] ::: :::box [関連記事:ChatGPT(チャットGPT)とは|今からでも遅くない、使い方の基本と知っておくべきこと] :::